昭和の時代にタイムスリップ [歴史・レトロ・旅行]
曇り空の中、日立市へ行ったついでに
かみね公園頂上の「吉田正音楽記念館」へ。
吉田正氏が入口でお出迎え?
先生お久しぶりです〜!!
階段を上って2階へ進むと
吉田メロディーの歩みを表現した690枚の
レコードジャケット群に圧倒されます。
主な代表作品を1950年代から羅列すると
「異国の丘」「弁天小僧」「公園の手品師」
「街のサンドイッチマン」「有楽町で会いましょう」
「グッド・ナイト」「潮来傘」「いつでも夢を」
「霧子のタンゴ」「美しい十代」「おまえに」
「傷だらけの人生」「子連れ狼」など数え切れませぬ。
なにしろ〜生涯作曲数は2400曲とも・・。
吉田正氏の足跡を辿るビデオ映像には
門下生の橋幸夫や吉永小百合、三田明
鶴田浩二などの懐かしい姿が次々と登場!
圧巻は平成16年(2004年)4月の開館記念式典に
集まった錚々たる方々の大集合写真!!
吉永小百合、橋幸夫、三田明、三浦浩一などの
超豪華な門下生を取り囲んで、喜代子夫人や
橋本知事、日立市長、作曲家・船村徹氏の姿も。
生憎の大雨に見舞われたこの日は、一般公開に
先立つマスコミ関係者を交えたセレモニーで
当時、某週刊情報誌のリポーターとして
取材を託された私にとっても
人生最大の記念すべき一日となりました。
今でこそヘロヘロの半病人だけど
この頃は私も思い切り輝いていたんだねえ!!
あれから20年近く経った今でも
昭和の香り漂う聖地を訪れると
あの日のただならぬ雰囲気が蘇ってきて
思わず目頭が熱くなる思いです。
締めくくりに最上階(5階)の展望カフェへ。
我々とほぼ同世代と思われる方々が
吉田メロディーの流れる空間で
ゆったりとくつろいでおられました。
ランチを二人分頼んでも1200円程度とはねえ。
しかも年中無休で入館は無料なんです。
近くに住んでいたら病みつきになりそう?
展望カフェの回廊に出ると
市内の美しいパノラマ風景が一望できました。
樹下、村上春樹著を読む午後 [歴史・レトロ・旅行]
待ちに待った夏日の好天
しかも祝日とはダブルで嬉しい限り。
朝のうち、ジョイ本ホームセンターに出向いて
以前から気になっていた網戸の修理を依頼。
お天気が良いので帰宅後の午後から
庭でパラソルを広げて
先日購入した村上春樹の新刊書を読むことに。
なにしろ660頁もある長編小説なので
スキマ時間だけではなかなか捗らず
やっと半分まで到達した程度。
心地よい風が通り抜ける樹下で読む
村上春樹の新刊書「街とその不確かな壁」。
読み進むにつれて次第にハルキ流の
異次元の世界へ引き込まれてしまいそう。
銀座・丸の内界隈にて [歴史・レトロ・旅行]
三日目はホテルに荷物を宅配依頼して
軽装で最後の街歩きを楽しむことに。
銀座2丁目裏通りのホテル周辺は外国人ばかり。
まるでパリの裏通りのような雰囲気でした。
最初は銀座6丁目にある「GINZA SIX」へ。
このお店は開業したばかりの3年前に
立ち寄ったらとても印象深かったので
また寄りたくなっちゃって。
吹き抜け空間にはこんなディスプレーもあり
遊び心超満載のショッピングモールです。
代官山まで行かなくとも蔦屋書店がここに!
6階全フロアーが思い切り『蔦屋』なんです。
膨大な書籍がオシャレ〜に陳列されており
ついつい手に取りたくなりそうな小憎い演出。
おまけにカフェやイタリアンレストランも。
若手作家による大規模な展覧会もあり
わくわく気分で疲れ知らず??
さらに屋上広場には里山をイメージした
新緑の滴る小公園まで設けられており
ベンチで寛ぎながらの花見気分も!
こんな景色が大都会の屋上だとはねえ。
ランチは銀座三越のレストラン街にある
伊勢由来のカツ丼専門店でリッチに。
と〜ても美味しかったから
また今度入ろうかな。
さらに東京駅丸の内南口近くにある「KITTE」
に入ると、目の前に東京駅のドームが一望!!
ワクワク気分で、チャコさんの買い物に
付き合ったのでありました。
この日は「KITTE」開業10周年記念祭の
真っ最中ということで幸運にも大抽選会に
参加することができました。
連日の疲れも溜まってきたので
早めに引き上げることにしましたが
この日は歩数9,509歩と初めて1万歩以下に。
かくして2泊3日の小旅行が無事終わりました。
半病人の私にとっては過酷な行動でしたが
存分に好奇心を満たされた価値ある旅でした。
築地本願寺で聴くトッカータとフーガ [歴史・レトロ・旅行]
二日目は横浜から東京駅に向かい
一旦手荷物を預けてから
以前よく行った築地本願寺へ向かいました。
新規にSUICAを購入して便利な地下鉄での移動。
複雑な地下鉄での移動手段が蘇ってきました!
ボケ防止には最適ですが、登りエスカレータの
ない駅での階段移動はかなり辛いもの。
久しぶりに対面するインド風石造建築の
寺院がとても懐かしかったです。
その前に同寺が運営するカフェ『tsumugi』へ。
人気のカフェとあってかなり待たされましたが
豪華な和風スイーツを十分に堪能できました。
窓越しに寺院の建物が見えるスペシャル席での
スイーツタイムの何と贅沢なことか!!
さらに幸運なことに
この日は月に一度のパイプオルガンコンサートが
行われるとのことで急ぎ駆けつけると
広い本堂内に設けられた座席は既に満席!
どうにか最後尾の席を確保できました。
お寺とパイプオルガンの組み合わせは
不思議な感じもしますが、始まってみれば
欧米の大聖堂でのミサとあまり変わりません。
それでも正面中央には阿弥陀如来立像が!
そして何よりも驚いたのは演奏曲目の中に
バッハの有名なパイプオルガンの名曲
「トッカータとフーガ」が含まれていたのです。
かつてオーディオにドハマリしていた現役時代
30cmLPレコードを購入して聴き入っていた
この曲を〜まさか本物のパイプオルガンで
聞くことができるとは何という奇跡・幸運!?
わざわざここまでやって来た甲斐がありました。
約40分間のコンサートが終わり
振り返ってみるとパイプオルガンの全貌が!
次に向かったのはJR恵比寿駅。
長いオートレーンを幾つも乗り継いで
その先にあるのが「恵比寿ガーデンプレイス」。
コロナ以前の3年前とは
大分雰囲気が様変わりしましたが
ここはなんたってエビスビール発祥の地。
お昼時だったのでこちらの建物の1階にある
「YEBIS BAR」に入ることに。
ちょうど頭上のカラクリ時計が動きだし
立ち止まって撮影する人も。
昼間から本物のエビス生ビールを
味わうことができて何という幸せ気分。
その後は宿泊するホテルのある銀座に戻り
華やかな夜の銀ブラと洒落込みました。
♪〜待ち合わせて 歩く銀座〜♬
マスクをつけていない欧米系外国人の多かったこと。
まるで海外旅行にでも行った気分でした。
この日は15,707歩も歩いてもうクタクタ。
幸運との出会いが何度もありましたが
体力的には自分の限界への挑戦?
無謀にも旅はもう1日続きます。
みなと横浜で空中遊泳? [歴史・レトロ・旅行]
週末に3年ぶりで大好きな横浜へでかけました。
勿論、チャコ様の介添?付きですが
ちゃんと歩けるだろうか?という心配も。
久しぶりに『みなとみらい地区』を散策すると
帆船・日本丸と桜の見事なコラボ風景が!
ショッピングモール街をそぞろ歩きしていると
近くでは大道芸もやっていたので大感激〜!
さすが〜ヨコハマです!!
わおう〜!大写しのヘップバーン様が
私に?微笑みかけているでは!^_^
今回の目的のひとつは昨年開業した
「YOKOHAMA AIR CABIN」。
「桜木町駅」と630m先の「運河パーク駅」を
繋ぐ都市型循環式ロープウエイです。
すぐ目の前や頭上を36台ものゴンドラが
スイスイと空中遊泳しておりました。
これは絶対乗らないと!!
料金は片道1000円、往復1800円と
距離の割には割高なれど抑えきれない好奇心!?
結局、軟弱者の私は往復切符を購入することに。
オシャレなキャビンにこんな感じで乗り込みます。
8人乗りなのでカップルでも小グループでもOK!
キャビンの中から見た景色です。
みなとみらい地区を代表する様々な
ランドスケープを独り占め〜!!
すぐ下には開港当時の線路跡『汽車道』が
人気観光道路として整備されています。
今の時期ならではの花見気分で
桜並木を歩く大勢の人の群れがありました。
たっぷり観光してホテルに向かう途中
大岡川に掛かる「弁天橋」からの夜景。
まさに「ブルーライト横浜」〜!!
今宵は『馬車道』にあるホテルに宿泊。
この界隈は横浜開港当時からの
西洋建築群が立ち並ぶ文化遺産地区。
思い切り好奇心をかき立てられます。
この日歩いたのは、何と〜14,440歩!
さすがにヘロヘロに疲れてしまいました。
気を取り直して近くのビアーホールに入り
港町での観光疲れを癒したのでした。
それにしてもビールがとても美味かったなあ!
さらに週末旅は続きますが
果たして私の軟弱なカラダはもつかなあ?
歴史館〜偕楽園へ [歴史・レトロ・旅行]
今日は予定がないので、県立歴史館で始まった
春の特別展「鹿島と香取」を見にいきました。
一通り見終わった感想は
古代から篤く崇拝されてきた両神宮にしては
伝来のお宝が少なくてガッカリ。
古いものは近くの古墳などからの発掘品程度でした。
本県で唯一の国宝で刃渡り2.5mを超える
「直刀」と鞘、それらを収める容器一式の
展示は圧巻でしたが、一般的な寺院に比べると
質・量共に物足りない感じも。
元来、神社とは人には見えない神様の"形代"を
本殿という名のブラックボックスの中に
秘蔵しているわけだから、万一中味がバレたら
「え〜私達はこんな'モノ"にお賽銭を上げたり
何度もお辞儀していたの?」な〜んて
ガッカリされて参拝者が来なくなる心配も?
その点金ピカの荘厳な仏像を一般公開している
寺院にはとても敵わない事情があるわけだし。
私も個人的には立派な建物の中には
一体何が安置されているのか凄く興味があります。
もしかして、鏡かな?それとも幣束かな?
木彫の神像?由緒ある石?古墳からの発掘品?
大洗磯前神社の御神体は空から降ってきた
隕石ではないか?と勝手に想像していますが。
しかも展示品は全て撮影禁止だし
OKなのはロビーに展示してある
祭りの御座船の模型だけとは情けなや?
お昼時だったので気を取り直して
館内のカフェ「ヒストリア」で一人ランチ。
フィッシュバーガーと将軍コーヒーでした。
せっかくここまできたので
近くの偕楽園へ歩いて行ってみることに。
偕楽園を創設した斉昭公の趣旨(哲学)に則り
こちらの「好文亭表門」から入場です。
暗い竹林と杉木立の小道を抜けて
途中から寄り道?
急な下り坂を降りて、滅多に行かない
「吐玉泉」に立ち寄ってみましたが
以前より噴水の勢いがなくなっちゃったよ?
下まで派手に降りちゃったので
今度は登るのが一苦労!
崖の斜面に設けられた「七曲坂」とやらを
よろよろしながら登り切りました。
”暗い場所”から”明るい場所”へ
斉昭公の哲学に従って天上界?へ到着すると
そこにはこんな光景が!?
私もあやかって団子と甘酒で一休み!一休み!
うまいこと水戸の梅大使のお嬢様と
出会うことができましたが
撮影はマスク着用のままとは不粋だねえ?
これまでは赤系だった着物が黄色系に
変わったんですねえ。
梅の花そっちのけだったので
紅梅と白梅のショットでも。
常磐神社にも参拝してきました。
おみくじもこんな感じに吊るすと
一種のアートですねえ。怖い感じも?
結構歩いたので疲れました。
でもスマホの表示は8300歩と〜そこそこ??
「この程度で疲れるようでは東京なんか
行けないぞ〜!」と天の声が聞こえたような?
那珂湊の暮れ市で三本締め? [歴史・レトロ・旅行]
午後から菩提寺のある那珂湊へ墓参を兼ねて
御歳暮などの買い出しに出掛けました。
お寺の駐車場に車を置いて
那珂湊おさかな市場方面へ歩いていくと
湊中央の大通りで12月30日恒例の
「那珂湊の暮れ市」が行われていたので
しばし眺めてみることに。
しめ縄やダルマ、お飾りなど
色とりどりの正月縁起物や飲食の
露店が20軒ほど並んでいるのですが
今ではホームセンターでも買えるので
その規模は年々縮小し
私の幼少期の賑わいと比べたら
まるで月とスッポン!!
それでも古き良き時代を振り返るつもりで
しっかり見入ってしまいました。
そう言えば一年前の今日、縁起物ファンの
チャコさんが立派なお飾りをゲット!!
幸運と仕事の発展を祈願するため
自分の部屋にしっかり飾ってあるんですよ。
その甲斐あってか
今年はとてもラッキーな一年だったとか。
でもその前にお歳暮の方が先!
また必ず戻りますねと店主に告げて
おさかな市場へと向かいました。
案の定,おさかな市場は買い物客が
ごった返してアメ横並の大賑わい!!
人混みをかき分けて
何とかチャコの実家へ持っていくための
箱入り紅鮭をゲットし、先のお飾り屋さんへ。
こちらは栃木県から毎年やってくる
お飾り専門の店。
1年前に「仕事がうまくいったら来年は
一回り大きな物を求めて下さいね」と
店主に言われたのを思い出し
「今年は私にとって素晴らしい一年だった
から一回り大きな物にしよう」と
とても前向きで太っ腹なチャコさん。
どれにしようかと迷っていると
「昨年は米俵幾つのを買われましたか?」と。
「え〜多分2個だったかなあ?」
そうしたら
「去年より一回り大きな米俵3個のでは?」
と勧められ、即ゲットしちゃいました〜!!
おまけに威勢の良い”3本締め”まで
やって貰っちゃって
恥ずかしいやら嬉しいやら。
店主と来年の再会を誓ったのでありました。
こちらが俵3個(中央に注目)の大きなお飾り。
鶴と亀、大判・小判、サイコロと独楽
鯛や千両箱、米俵、松竹梅、打出の小槌
招き猫など考えられる限りの縁起グッズを
総動員した見事な小宇宙なのでした。
早速、チャコ室の壁から古いのを外して
一回り大きい物と入れ替えました。
新旧比べてみたら〜
あらら?古い方は米俵1個では?
勘違いで2階級特進しちゃったかも。^_^
「運が悪かった時は無理しないで
小さなモノでも構いませんからね」と
誠実そうな店主にアドバイスされましたが
来年もチャコさんの幸運が続くといいね。
出来る限り応援するよ!!
実家には感謝を込めてお歳暮を届けたし
今年も残すところあと一日となりました。
古墳にコーフン?! [歴史・レトロ・旅行]
先週と今週の土日は数年ぶりに
「虎塚古墳石室壁画一般公開」を開催中!
なので、久々に考古学マニアの血が
騒ぎ出した私も先週土曜日に出掛けてきました。
以前は何度か体験したんですけどねえ。
あまり人気がないのかなと思いきや
お子さん連れの若い家族を中心に
古墳にコーフンを体験しておられました。
窓口で入場料160円を支払ってから
後円部に設けられた石室入口前で
待機していると・・・
やがて入場券に印字された番号を呼ばれ
面倒臭いけど靴を脱いでスリッパに履き替え
恐る恐る狭い通路から中に入ります。
内部はこんな感じで
厚い透明ガラスで仕切られた石室の真正面と
両サイドに描かれた古代の壁画と
久しぶりのご対面!!
説明のアナウンスを聞きながら5分ほど
ベンガラで描かれた壁画を独り占めできました。
石室内部の撮影は禁止なので
どうしても撮りたければ埋蔵文化財センターの
レプリカでと言われたもんで
またまたここに来ちゃった。
でも本物を見た後なのでレプリカとは言え
新鮮な気持ちで
しっかりと見入ってしまいました。
それにしてもこのレプリカは
よく出来てますよ〜!!
レプリカ脇では
石室公開に合わせてこんな企画も。
普段は殆ど入場者のいないセンター内も
この日ばかりは、若い考古学ファンで
大賑わいでした。
このまま帰るのは勿体無いので
急な山道を降りて十五郎穴横穴墓群まで
行って再コーフン?したのでありました。
今週末も賑わうことでしょうね。
皆さんもコーフンしてみませんか?
酒列磯前神社界隈スケッチ紀行 [歴史・レトロ・旅行]
来月の然々教室のテーマは野外スケッチ会。
昨日は幸いにもお天気が良かったので
候補地の「酒列磯前神社」界隈を
じっくりと下見してきました。
暇さえあれば出掛けているのに
今更下見など必要ないのでは?と
思われる方もおられるでしょうが
私自身の気分転換も兼ねて
いつも以上に丁寧に巡ってみました。
駐車場のそばには
大きな案内図が掲げてあるので
大変参考になりますよ。
まずはお参りしてからのスタートとなります。
こちらは2006年にスケッチしたものですが
現在のものと比べると社殿は幾分小ぶりで
屋根も赤い塗装のトタン葺きでした。
何年か前の改築で荘厳な佇まいに
変身しちゃいましたね。
振り返ると見事な参道が〜!!
こちらも2006年に描いたもの。
当時は両側に立派な石灯籠が10基ほど
並んでいましたが、2011年の大震災で
倒壊し現在は台座だけが残っています。
今となってみれば貴重な記録ですよね。
参道の右手には
女性好みの「海の見える鳥居」が!
私も大好きなフォトスポットです。
鳥居を潜って石段を下り
急坂の一般道を横切るとまた石段があるので
そのまま進むと磯崎漁港に到着します。
石段を降り切った場所から振り返ると
何とも絵になる光景が〜!!
当時この景色に魅せられて
スケッチしたのがこちら。
確か、油絵でも描いたはず。
残念ながら緑色と灰色がメインで
赤い色がないのが残念ですが
嘘でも良いから花など加えたら映えそう?
目の前には多数の小型漁船が列をなしており
これまた絵になる光景です。
欲張って
午前の部は神社境内を午後の部は漁港を
というスケジュールはどうかなあ?
漁港から市道に繋がる急坂を登っていくと
石碑のある見晴らし台に到着。
あずまやもあるのでスケッチには最適です。
ここからは先の磯崎漁港が
大パノラマのように一望できて感動もの。
あなたは絶対スケッチしたくなる〜?
な〜んて暗示にかかって描いたのがこちら。
見晴し台はこれで終着ではなく
急坂を手すりに掴まって登ると頂上に達し
さらに見晴らしの良い高台に!
水戸藩6代藩主・徳川治保公が
酒列磯前神社を訪れた際に
ここからの大パノラマを大変気に入って
茅葺き屋根のあずまやを設けさせ
軒先に「比観亭」という名前を刻んだ
扁額を掲げたそうで
市の史跡に指定されております。
勿論、当時の建物は残っておりませんが
扁額は同神社に保管してあるそうです。
「比観亭」の高台から樹木の生い茂る
トンネル状の小道を下っていくと・・・
そこにはまるで〜エデンのSONO?
彼岸花の群生が大歓迎してくれました!
この一帯は酒列神社の旧社殿があった場所
だったのですねえ。
かつてこの地を訪れた光圀公の命により
現在地に移転鎮座されたそうな。
急坂と大きな石鳥居のある交差点に
戻ってきました。
駐車場の関係で、参道入り口に立つ
大鳥居から参拝することは稀ですが
それにしても堂々たる佇まいですよね。
左手の石の台座の上には関東一と言われた
石の大灯籠が載っておりましたが
先の大震災で崩壊し
現在再建のための資金募集中!
私もささやかながらお包みしましたよ。
いつもとは真逆に進む参道。
素晴らしい緑のトンネルですねえ。
とても清々しい気分になりました。
以上、大変長いレポートとなって
しまいましたが如何だったでしょうか?
来たる10/14(金)のスケッチ会をお楽しみに。
日立オリジンパークへ [歴史・レトロ・旅行]
このほど、日立市大みか町の大甕神社前に
オープンしたばかりの「日立オリジンパーク」を
見学してきました。
元々この場所には社内の福利施設である
「大みかゴルフ場」と「大みかゴルフクラブ」が
あるのですが
ここに日立工場(海岸工場)内にあった
「小平記念館」と「創業小屋」の施設が移転し
一括して「日立オリジンパーク」と
命名されました。
このうちメイン施設の「小平記念館」は
日立製作所が1910年の創業以来伝承してきた
企業理念や創業精神を後世に伝えるべく
社員教育などの目的で設立されたもの。
同時に日立の原点である創業小屋(日立鉱山内
に現存)も敷地内に再復元されました。
私も日立マンの端くれとして
一度見学しなければと今回立ち寄ってみました。
日立製作所は初代社長の小平浪平が
「自らの力で電気機械を製作したい」
との志を胸に創業!
以来、卓越した先見と不屈の努力により
現在の日立グループの礎を築き上げたものです。
館内には大映像やパネルによる解説と共に
当時の先端技術を駆使して制作された
骨董品のような?電気機器が実物展示され
大変見応えのある内容となっております。
創業小屋(日立鉱山工作課修理工場)で
小平らが心血注いで完成させた創業製品の
5馬力誘導電動機(3相交流モーター)は
県の有形文化財に登録されております。
他にも黒光りしたごっつい電気機械類が
異彩を放っておりました。
やがて国民の生活レベルが向上してくると
日立は家電分野にも進出!
扇風機や冷蔵庫、洗濯機、白黒テレビなど
黎明期の様々な電化製品が登場してきました。
現在、日立ハイテク(旧那珂工場)で
生産している電子顕微鏡の試作機が
既に戦前から登場していたとは?!
こちらには大型のアナログ計算機も。
敷地の一角に復元された「創業小屋」を
覗いてみました。
木造の建屋内は材料置場や製図机やモーターの
組み立て台など手作り感溢れる雰囲気で
工場というより工房?の方がピッタリ感が!
こんな小さな小屋から世界的電機メーカー
日立製作所がスタートしたかと思うと
大変感慨深いものがあります。
振り出しに戻り
受付嬢のいるカウンター脇には、
記念グッズのショップがあったので
記念に黒いTシャツを買っちゃいました。
建物の窓からはゴルフ場が一望できる
素晴らしい景観となっており
美しい緑の中で楽しそうにプレーする男性も。
ゴルフには全く縁のない私ですが
この時ばかりは羨ましい気がしました。
皆さんも興味がありましたら一度立ち寄って
世界の日立のルーツを辿ってみては
如何でしょうか?
これぞまさに〜日立不思議発見!!